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2026/06/20 19:41

せっかく痛みや時間をかけて開けたピアスホール。「職場や学校の規則で、どうしても一日だけ外さなければならない」「冠婚葬祭などの事情がある」といった場面で、多くの方が抱く最大の不安は「このまま穴が塞がってしまうのではないか」ということでしょう。

結論から述べますと、ピアスホールが完全に塞がるまでの期間は、開けてからの経過日数や部位、個人の体質によって大きく異なります。開けたばかりの時期は数時間でも塞がるリスクがありますが、年単位で安定しているホールであれば、一日程度で塞がることは稀です。

本記事では、ピアスホールが塞がるまでの期間の目安を部位・時期別に詳しく解説し、塞がらないための具体的な工夫や、もしもの時のトラブル回避法について、専門的な見地からまとめています。

ピアスホールが塞がるまでの期間:安定度で変わる目安

ピアスホールは「皮膚に開いた小さな傷」と捉えてください。体が自然に傷を治そうとする治癒力が働くため、ピアスという「栓」を抜くと、皮膚の内側から新しい細胞が作られ、穴を埋めようとします。

1. 開けた直後〜1か月前後(育成期)

皮膚が非常に薄く、内部もまだトンネル状に完成していません。この時期は最も塞がりやすい期間です。

目安:数時間から半日で入口が収縮し始め、翌朝には通りにくくなることもあります。

対策:基本的にはファーストピアスを外さないことが原則です。事情がある場合は、信頼できる専門店で専用の準備を相談しましょう。

2. 1か月〜3か月(準安定期)

見た目は整っていても、中身はまだ形成途上です。

目安:半日から一日外すと、再び通す際に痛みや抵抗を感じることがあります。

対策:短時間であっても、何かしらピアスを通しておくと安心です。

3. 3か月〜半年(安定期)

個人差はありますが、耳たぶであれば徐々に安定に向かいます。

目安:一日外した程度で完全に塞がる可能性は低くなりますが、入口が少し狭まることがあります。

対策:前夜のケア不足や乾燥が原因で、翌朝通しにくくなることもあるため、日頃の丁寧な洗浄が重要です。

4. 半年〜年単位(成熟期)

長い年月をかけて完成されたホールは、非常に強固です。

目安:丸一日、あるいは数日外していても、すぐには塞がらないことが多いです。

対策:久しぶりに外すと入口が硬く感じることがあるため、無理に押し込まず、慎重に角度を探して通しましょう。

塞がりやすさを左右する4つの要素

穴が塞がるスピードには、単に期間だけでなく、いくつかの要因が関わっています。

  1. 部位の違い 耳たぶに比べて、軟骨(ヘリックス、トラガスなど)は血流が乏しいため形成に時間がかかり、一度外すと塞がりやすいうえに炎症リスクも高くなります。
  2. 軸の太さ(ゲージ) 一般的に細いピアス(18G〜20G)は塞がりやすく、ある程度太さのある軸を長期間維持しているホールの方が、塞がるまでの時間が長くなる傾向があります。
  3. 過去のトラブル履歴 過去に炎症を繰り返したホールや、組織が硬くなっている場所は、再装着時に角度が分からなくなったり、変形しやすくなったりすることがあります。
  4. 体質と生活習慣 傷が塞がりやすい体質の方や、睡眠中にピアスが圧迫されやすい姿勢をとる方、あるいは乾燥が激しい環境にいる方は、ホールの収縮が早くなる場合があります。

どうしても「一時的に外す」必要がある時は?

避けられない事情でピアスを外す必要がある場合、以下の手順でダメージを最小限に抑えましょう。

前日までの準備

清潔に保つ:入浴時に低刺激の洗浄液やぬるま湯で、ホール周辺の汚れをしっかり落としておきます。

予備の準備:透明ピアスや、目立ちにくい素材の替えジュエリーを準備しておきましょう。

当日の工夫

外している時間を短く:移動中や休憩時間など、可能であれば透明ピアスを通しておくだけでも、閉鎖のスピードを緩めることができます。

ケース保管:外したピアスは、清潔な専用ケースに入れて保管してください。ポケットに直入れするのは汚れや紛失の原因になります。

再装着のコツ

滑りをよくする:少量のワセリンや生理食塩水で滑りをよくしてから、無理な力を加えずにゆっくりと通します。

角度を探す:無理に押し込むと皮膚を傷つけます。痛みがない「通り道」を少しずつ探すイメージで角度を調整してください。

塞がらないための工夫とアイテム活用

どうしてもピアスを着け続けられない期間がある場合、物理的にホールを維持するための方法があります。

透明ピアスの活用 学校や職場など、目立たせたくない環境で非常に役立ちます。強化ガラス製は透明度が高く、金属アレルギーの心配も少ないため、日常的に利用できます。

シリコンチューブの利用 ある程度完成しているホールであれば、柔らかいシリコンチューブを短くカットして通しておくことで、穴を塞がずに目立たなくすることが可能です。これは使い捨てにして清潔さを保ちましょう。

寝る時のケア もし「寝る時にひっかかるのが怖い」という理由で外すことを検討しているなら、外すのではなく、平らな形状のラブレットスタッドなどに交換するほうが、穴を保つ上では安全です。

注意:やってはいけない「NG行為」

大切なホールを守るために、以下の行為は避けてください。

力任せに押し込む:痛みがある場合、皮膚内で傷を作り、そこから感染を引き起こす原因になります。血が出ている時は無理に装着を続けず、清潔な状態で休ませてください。

専用でない道具を使う:安全ピンや針などで無理に通そうとすることは、炎症や感染症を引き起こすだけでなく、ホールの形を歪ませます。

不衛生な手指で触れる:再装着時は必ず手指を洗ってから行ってください。ホールは小さな傷口であることを常に意識しましょう。

トラブルが起きてしまったら

もし、強い痛み、熱感、腫れ、膿、発熱などの症状が出た場合は、迷わず専門の病院や形成外科を受診してください。自己判断で消毒を繰り返したり、無理やり装着したりすると、ホールを保てなくなるばかりか、ケロイドや粉瘤といった深刻なトラブルに発展することがあります。

特に、しこりができた場合などは、放置することで悪化する場合があるため、早めの相談が解決への近道です。

自分のホールの状態を知ることが一番の対策

ピアスホールが塞がるまでの時間は、人それぞれ異なります。何よりも大切なのは、「今の自分のホールの状態」を正しく把握することです。

開けたばかりなら細心の注意を払い、安定しているなら少し余裕を持つ。この判断を冷静に行うだけで、あなたのピアスライフはぐっと安全になります。無理をして塞がってしまったり、トラブルを起こしたりしないよう、日頃から清潔なケアを心がけ、必要に応じて透明ピアスなどのツールを活用してください。

ピアスは、日々の生活を華やかにしてくれる素敵な存在です。どうか無理をせず、自分の心と体に耳を傾けながら、健やかなピアスライフを楽しんでくださいね。

Elva&Co.(エルバアンドコー)では、毎日を心地よく過ごせる“長く愛せるアクセサリー”を大切にしています。
ピアスは、ただ身につけるだけでなく、自分らしさや気分にそっと寄り添ってくれる存在です。

無理をせず、自分のペースでホールを育てながら、お気に入りのデザインを楽しむこと。
その積み重ねが、これから先も心地よく付き合えるピアスライフにつながっていきます。

あなたの日常に、小さな自信と輝きを添えてくれる一点と出会えますように。